昭和レトロ資料館・風俗編/ビニ本・自販機本館

★ビニ本、初期の本について解説

　

年代的に１９７９年頃がこの時期といえる。
既にビニ本が登場して数年、マニアを中心に知る人ぞ知るエロメディアという位置づけから、
徐々にだがじわじわとその認知度、ファンを拡張してゆき、
それに伴ってモデルの質が向上、本の内容もどんどん絵エスカレートしていった時代だった。


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とはいえ、まだまだアソコかもちろん、陰毛も大ぴらに描写できる時代ではなかったので、
業者の間には大いにフラストレーションがたまっていた。

「見せれば売れる。」
「でも見せたら捕まる」
「でも見せたい・・・」

そんなフラストレーションのはけ口として生まれたのが、エロ本業界に
革命を起こした「スケスケパンティー」だったのだ。

普通の木綿の下着（今見ると逆にこれだけでもかなり淫猥でエロくて好きなのだが笑い）のアソコを覆う部位の二重布の
一枚をはぎ取り、一重として、履いてはいるけど、かなりスケスケ・・・というシロモノに
パンティーを改良？したものをモデルに履かせたのである。




その結果、当然あそこはスケスケ。
黒々とした陰毛はより鮮明に見え、、本によってはアソコも・・・？

そんな本が遂に出回ったのがこの時期だったのである。
NKプランニング、カトレヤ出版あたりが確か最初に出していたと思う。
当然本は爆発的に売れ、こぞって他の版元もそれに追随したのは言うまでもない。

　　　　





ここにビニ本は閉塞していた日本エロメディア界に大きな風穴をあけ、その後のポルノ解禁につながる
記念碑的な革命を成し遂げたのである。

そしてその流れは一気に日本中を席巻し、TVや雑誌などのメディアを巻き込んで翌１９８０年に
一大ビニ本ブームを巻き起こしてゆくのである。


続きは次回また。

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