「ビニ本パノラマ!ビニ本のある風景(6)ビニ本関連記事2(写楽/小学館 81年2月号 172、173頁より引用 81年1月頃発売)
今回はビニ本パノラマ 関連記事2です。今回は前回の記事の補足というか詳細をお話しします。
このビニ本特集記事を見つけたのは
「写楽81年2月号」で時は81年1月頃だったと思う。
当時はビニ本大ブームが芳賀書店大摘発事件で事実上終焉し
ビニ本業界に厳しい向かい風が
吹き荒れていた時期でした。
再度の摘発を恐れる業界は
「自主規制協会」なる自縛組織を作り、
ビニ本の表現を押さえつけ、徹底的に露出を抑えたビニ本を輩出するようになってしまっていた。
本当に
ビニ本が一気につまらなくなっていく変換期だったのだ。
それを嘆くわれらマニアや一般ファンの心情を見越してか、一般流通のエロ本には
「あの大ブームを検証!ビニ本の今?」とか
「黄金時代の終焉!ビニ本が野放しだっ頃の名本紹介!」とか
「80年ビニ本ベスト20はこれだ!」などの
非常に興味をそそるタイトルの関連記事が山ほど掲載されていた。
特に管理人が夢中で読みふけったのが
「黄金時代の終焉!ビニ本が野放しだっ頃の名本紹介!」「80年ビニ本ベスト20はこれだ!」だった。
そんなビニ本自体より、
大ブームだった良き頃の本の紹介、今年(80年)のビニ本ブームを語る記事に夢中だったころ、
見つけたのがこの「写楽」の
「我が愛するビニ本よ。おまえはどこへ行く」の2ページにわたる大特集記事だったのだ。
この記事を見つけた時の感癖も忘れられない。今でも鮮明に覚えている。
「この位のボリュームのこう言う記事が読みたかったんだよ~」と
まずはその読み応えのあるボリュームと
ふんだんの
発禁本のサンプルに感激したのだった。
いつもはわずか数行のこのコーナーでだからこのボリュームが嬉しかったのだ。
加えてこのコーナーで取り上げる本は発禁本が通常なので、今回の大量のサンプルは
二重に嬉しかったのだ。
厳密に言うと全てが発禁本ではなさそうだし、記事の内容は「なるほどそういう見方か・・・」
というようなものだったが、それでも大いに興奮した。
ともかく
あの大ブーム時の発禁本、それらしい本、話題の本が一気にこれだけリストアップされたのを目にできたのだから(^^)/!
当然どの日以降、これらの本の収集に励むわけである。
一般ビニ本屋にあればラッキー。
まぁまず無くて→という事はその本は発禁か絶版本。どっちにしても古本屋巡りである。
今と違ってわざわざ神田や早稲田の古本屋に出向き、山積みのエロ本の中、
お目当ての本をかき分けるように探すわけである。
あまり大胆にやってると古本屋のオヤジに嫌な顔をされるので、最初にまず
数冊買ってしまう。
そのうえでなら、思う存分かき分けられるから(^^)/
面倒くさいように聞こえるかもしれないが、
実はこれは一向に苦でない、むしろ楽しくてしょうがなかった(^^)/!
そうして遂にお目当ての本が見つかったとき、その歓喜、感激は筆舌に尽くしがたいものだった特に
「誘惑」「局部ドアップ②」は噂の悪名高き発禁本という事だったので、その発見時は感激で手が震えたものだった(^^)/
j.blog.fc2.com/img/20210313022736432.jpg/" target="_blank">
大袈裟も良いとこだが(^^)/当時はそんな感じだったのである。
実はこの感覚は今もヤフオクでお目当ての本の出品を見つけた時に感じてたりする。
「もう絶版の幻の名本」とか、「どんなに手入れたくても絶対に手に入らないこの発禁本」等のキャッチフレーズで紹介されてた本などの場合のそれはひとしおだった。
ついお目当てでなくても「これも良いな」と触手が伸び、気が付くと他の名本、秀本まで買い漁り、
散財を気にしながらもコレクター熱を抑えきれなかったのだった。
笑い話だがこのことを悪友に話すと、
「お前の言うことはよくわかる、俺はそれレコードでやってるから」
「ビニ本でやってるのがおまえらしいいな」と言われ、大笑いしたものであった(^^)/。
よく新たなコレクションを土産に彼のアパートにレコードを聴きに通ったものだった。懐かしい(^^)/
今回は完全に思い出話になってしまいました。
似た様な話があるという方は是非、コメント欄にお書きください。
それではまた。
◎◎◎
①ビニ本愛好家のみなさんへ ◎◎◎
○貴方の思い出のあの本との再会のご相談受け付けます!誰にも思い出の一冊、忘れられない脳裏から離れない
あのモデルのあのカット!というものがあるでしょう。自分は今回、運よくそれに再会できましたが、
もし、貴方にもそんな一冊、そんなカットがあり、是非再会したい!
という思いがありましたら、
再会のご相談承ります。管理人までDM下さい。★ srbnk6517@gmail.com 資料館管理人あて ○その他、ご感想なども是非、コメントください。 よろしくお願いいたします。
◎◎
②昭和の風俗資料提供のご相談受け付けています。◎◎
雑誌、その他のメディアで昭和の風俗企画などで、資料の提供のご希望がありましたら、
ご相談受け付けておりますので、そちらも管理人までDMをお送りください。
★ srbnk6517@gmail.com 資料館管理人あて※注意事項
〇対象の本は全て当時書店、古書店等で正規に販売されたものです。
〇本のモデルは全て18歳以上です。
〇古本なので相応の経年劣化があります。
〇当サイトのデータは全て約40年前の記録、記憶が基準である事を、ご了承ください。